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EXO、ヨンギ、ビッポのBLを書いてます。

あんとんのお話

ラストクウォーター   8



 洋館の中に入ってみるといたるところが朽ちていて、ただでさえ怖がるスンがまとわりついて歩き辛いのに歩くのがやっとだった


ニャーという鳴き声が奥から聞こえてきて、2人は聞こえた方に歩いていく
ドアが小さく開いていて、そこから覗くとボロボロのソファに猫を撫でてる人が見える


「スン、ミーが居たよ♪」
「えっ?だってミーは・・・」


ぼそぼそと話し声が聞こえたジェルミが
ドアの方に向いて


「誰?」
「ごめんなさい・・・ぼくのミーが迷い込んだと思って」
「ミー?・・・もしかして、ジョンシンの事?」
「ジョンシン?・・・その子の名前はジョンシンなんだ?ごめんなさい」
「ううん、良いよ・・・久し振りにジョンシン以外に会えたよ♪」
「だろうね?人は入って来にくいもんね?門はカギが掛かってるし」
「誰がそんな事したんだよ!そんな事したら、ジョンシンが入れないじゃないか!」
「えっ?ジョンシンが?」


慌てて外に出ていこうとするジェルミ
そのあとを追いかける様に廊下に出ると、玄関を開けようとしているジェルミの姿が煙のように消えてしまった


「まただよ・・・」
「ひっ!?」


ジェルミがミナリの後ろから悲しそうな顔で現れた


「僕この家から出れないんだ・・・出ようとするとまたこの部屋に戻されちゃうんだ・・・」
「そうなんだ・・・悲しいね?」
「間違ってたらごめんね?僕ミナリ君に何処かで会ってるような・・・」
「えっ?う~ん・・・」
「あっ!思い出した♪森の中だ!猫を探してたんだ」
「あぁ~会ってる♪あれ?・・・でも、あれは夢じゃぁ・・・」
「夢?」
「うん、ぼくがミーの後を着いていったら、誰かが呼ぶ声がして気付いたら病室だったから」


ミナリの袖を引っ張るスン
振り替えると不思議そうな顔でミナリを見ていた


「ねぇ?さっきからミナリは何を1人でしゃべってるの?」
「えっ?スンこそ何を言ってるの?ジェルミさんがここに居るじゃん!」
「ジェルミさん?・・・ミナリこそ何を言ってるんだよ?ジェルミさんなら病院に居るだろ?」
「君、ミナリ君っていうの?それでそっちがスン君?」
「そうだよ♪よろしくね♪」
「あんにょん、スン君もあんにょん♪」

ミナリがスンの方を早く答えろよ!という表情でじっと見つめていた
だがスンはミナリがイタズラをしてると思ったのか、ちょっと怒っていた


「・・・・・・何?ぼくを怖がらせようとしてそういう事するの?」
「僕、見えてないんだね?・・・ミナリ君・・・(T_T)」
「もう良いでしょ?ミナリ、帰ろう!」


スンをキッと睨むとジェルミの所に走っていった


「ジェルミさん、泣かないで?」


そう言って、ポケットからミニタオルを取りだしジェルミに渡す


「ありがとう♪ミナリ君は優しいね?」
「うぎゃ!?えっ?ウソだろ?」


スンの目にはミナリのタオルが空中浮游している様に見える
その場に座り込んでブツブツと自問自答中


「ジェルミさん、うるさくてごめんなさい」
「・・・・?う、うん・・・ところでミナリ君、ジェルミさんってだぁれ?」
「えっ!?」
「僕はミニョクだよ♪」
「そ、そうなんだ・・・ごめんなさい間違えちゃって」
「ううん、良いのよ♪きっと僕に似てる人なんだね♪」
「そうみたいだね? あっ!?ミ・・・ニョクさん、ぼく達帰らなくちゃ!また来ますね?」
「うん♪待ってるね♪」


スンを引きずる様に立ち上がらせて、洋館を後にした




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆





「あれは絶体にジェルミさんなのに!なんでミニョクって言うんだろ?う~ん」
「ミナリ・・・話に付いてけないんだけど」
「あぁ~そうだよね?あそこにジェルミさんが居たんだ、でも僕はミニョクだよって言ってるし・・・
 どうもあの家から出れないみたい」
「えっ?マジであのジェルミさんが居たの?サインもらえば良かった
 あれ?でも、家から出れない?あの家に閉じ込められてるのかな?」
「なのかな?それにね、ぼくはジェルミさんに1回会ってるんだ」
「えっ、いつの間に!?どこで?」
「ぼく自身もさっきまで夢だと思ってたんだけど、事故にあって病院で目覚める直前に居た森の中にある大きな門の前で」
「それって・・・もしかして、門の中は死の世界なんじゃない?
 ミナリあの時死の縁をさ迷ってたからさぁ」
「でも、ジェルミさんだって生きてるよ!もうA.N.JELLのジェルミさん見れないのかな?」
「そんな事無いよ!あの家に閉じ込められてるのなら、あそこから出れたら戻れるようになるんじゃない?」
「そっか!そうだよね?じゃあどうやったら出れるのか考えなくちゃ」

 家に着くまであれやこれやと話はつきなかった





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あんとん

Author:あんとん
どうもあんとんです!
アメブロで書いていたお話のBLだけ引っ越しちゃいました
最近はレイチェン擬きを書いてます。ヨンギ、ビッポ過去作品順次当時の日付で
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