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EXO、ヨンギ、ビッポのBLを書いてます。

あんとんのお話

BLUE MOON 7


 俺以外の奴らはなぜ、ヨンファとホンギが居ない事に不安を抱かないんだろう?


存在は覚えてるが、居ない事には“心配ない”と言うだけ・・・


 そこで悟った、みんなは暗示に掛かっているって事を・・・
だがその内あの時の様に暗示の綻びが出てくるだろう・・・




゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚





19**年



『続いてのニュースです・・・また、行方不明者が見付かりました。
 前回同様、廃墟に眠る様に亡くなっている姿で発見されました
 皆様も夜遅くなる事の無いようお気をつけください』




高校の同級生で親友のヨンファとホンギ

学校の帰りに遊び回っていた2人はいつも出入りしていたゲイが集まる店で遊んでいた時



周りの誰も寄せ付けず、1人で呑んでいるナムジャに何故か引き寄せられた



これが俺達がヴァンパイアの道を歩む一歩になるとは思わなかった・・・・




ホンギ「お兄さん、1人で寂しくない?」
男「!?・・・お前達は俺が見えてるのか?」
ヨンファ「??何を言ってるの?ちゃんと存在してるじゃん!」
ホンギ「まさか、お兄さん幽霊?ちゃんと足あるよね?」


そう言って、下を覗き込むホンギ


男「一応足は有るよ!wwwでも死人みたいなもんかもな?
  誰も俺には気付かないからな・・・」
ヨンファ「そう?存在感はバリバリ有ったよ?
  何で誰も声を掛けないんだろうと思ったくらいに」
ホンギ「おもわず声掛けちゃったもんな?
  この店は特にフリーの人は声掛けられやすいよ?
  俺達みたいにカップルは声掛けないけど」
男「・・・・あぁここはそんな店なのか
  どおりでさっきからヨジャの姿を見ないと思ったよ」
ヨンファ「ハハハ・・・ヨジャを求めるなら、他の店に行きなよ?
  お兄さんなら・・・きっとモテるよ?」
男「フー・・・今はお腹一杯だからヨジャは求めてない
  呑めれば何処でも良いんだ・・・それにしてもお前達学生だろ?こんな所に居るとヤバイんじゃないのか?」
ホンギ「お腹一杯って・・・面白い事言うね?お兄さん」
男「そうか?素直な気持ちだが?」
ヨンファ「それにしても、お兄さん恋人は?お兄さんなら居るでしょ?」
男「・・・・居ない、10年前に振られた・・・」
ホンギ「それから忘れられないの?一途なんだね?」
男「・・・・俺には10年なんて昨日の事の様だけど・・・」
ヨンファ「よっぽど素敵な人だったんだね?10年前が昨日の事の様だなんて・・・」
ホンギ「ところで、お兄さんお名前は?聞いても良い?」
男「構わない・・・ヒョンヨルだ」


それから3人でいろんな話をした
気付けば店は閉店の時間になっていた


店の前で別れた3人、ヨンファとホンギは仲良く家に帰った・・・



それからというもの、ヒョンヨルと何度となく店で呑んだ


それから数年経ったある日1つ気付いた事が有った


ヨンファとホンギだけで呑んでいると、知り合いは一声掛けるが
ヒョンヨルと呑んでいると何故か話し掛けられない


その疑問を聞くと、簡単に教えてくれた



ヒョンヨル「それは俺達が他の奴らには見えてないから」
ホンギ「見えてない?」
ヒョンヨル「あぁ、俺達は言うなれば壁の一部だ
  だから誰も俺達がここに存在している事が解らないんだ」
ヨンファ「そんな事が出来るんだ・・・」
ホンギ「良いなぁ・・・俺達にもそんな事出来れば、外でもイチャつけるのに・・・
  俺達にも教えてよ♪」
ヒョンヨル「だが、この能力を身に付けるのにはそれなりの代償を払わないといけないぞ?」
ヨンファ「それは辛い?」
ヒョンヨル「辛いな・・・孤独を一生味わう事になる
  何度この能力を疎ましく思い、死のうと思った事か・・・
  だが、たまに良い事もあるがな♪」
2人「「そんなに・・・・・・・・」」



いつも通り店の前で別れ、家に向かっていた時に忘れ物に気付き店に戻る道で


人通りがけして少ない訳でもない道端でヒョンヨルがヨジャと抱き合ってる姿を目撃した


通り過ぎる誰もが、気にする事無く歩いていく




ホンギ「もしかして、あれがヒョンヨルが言ってた能力?」
ヨンファ「そうだな・・・ほんとに誰も目に入ってない・・・・えっ!?」



ぼーっと見ていると、ヒョンヨルがヨジャの首筋に唇を押し付けた・・・
その後姿に妖艶な空気さえかもしていた


ヨンファ達に気付いたヒョンヨルは微笑むと、首筋を一舐めし自分の唇に人指し指をくっつけ
声に出さずに唇を動かしただけなのに“誰にも言っちゃダメだよ?”と何故か声が聞こえてきた



忘れ物の事など忘れ、ヒョンヨルの後を着いていっていた


ここ数年、何度もニュースで見た廃墟に入っていくヒョンヨルとヨジャ


廃墟の前には刑事と思われる人が立っていたが、ヒョンヨルを見えていないようだった

そして俺達も後を着いていくが、特に声を掛けられることなく中に入れた




ヨジャの甘い声が聞こえてきた部屋を覗くと
ヒョンヨルが首筋に噛み付いている光景が目に入った



ヨジャの甘い声が次第に消えていくと、まるで高みに登ったかの様にビクビクと震えた


ヒョンヨルの元に倒れ込むと、ヨジャの着衣を整えその場に寝かせて
ヨンファ達の方に歩いてきた・・・・



ヒョンヨル「とうとう、俺の事を知ってしまったね・・・」
ヨンファ「ごめん・・・」


ヒョンヨル「お前達には選択肢を与えよう
  このまま死ぬか、俺と同じ運命を歩むか・・・・・
  同じ運命を受け入れると、孤独で辛い日々を行く事になる・・・」


ホンギ「ヨンファ、どうする?」
ヨンファ「俺はどっちでも受け入れるよ?ホンギと一緒に行けるなら地獄でも良いさ
  どのみち俺達は人の道に反しているんだから」
ホンギ「ほんとだな?絶対に離れないって誓ってくれるか?」
ヨンファ「当たり前だろ?俺の人生にはホンギ無しでは考えられないんだから」


ホンギ「ヒョンヨル、俺達もヒョンヨルと同じ運命を受け入れるよ」
ヒョンヨル「後戻りは出来ないぞ?良いんだな?」
ヨンファ「俺はホンギが居れば良い」
ホンギ「俺もヨンファが居れば良い」


2人の言葉に頷くと、ヒョンヨルは自分の指を噛むと
ホンギとヨンファに自分の血を飲ませた


それからヨンファとホンギは一度自分達の家に帰り、家族に仕事が見つかり遠くに行く事を手紙にして
身の回りの物を持ち、家を後にした

それからヨンファとホンギはヒョンヨルにどの位血を吸えば相手が死に、どうすれば存在を消せるのか等ヴァンパイアの事を教え込んだ



3人で行動していろんな国々を回ったあれから数年経ったある日、いきなりヒョンヨルが“海に行こう!”と言い出した
暗い夜道に車を走らせ、海につく頃には空が白み始めてきた



砂浜に座り、嬉しそうに海を眺めるヒョンヨル
陽を浴びたらどうなるか知っている2人は必死に車に戻そうとしていた



ホンギ「ヒョンヨル、ヤバイよ!陽が昇る!」
ヨンファ「今なら間に合うから!家に戻ろう?」
ヒョンヨル「俺はもう疲れた・・・お前達は戻るんだ!急げ!!」



特殊なフィルムを貼った、フルスモークの車に乗り込み
車の中でヒョンヨルを見ていた



陽が昇りヒョンヨルが炎に包まれるのを、何も出来ず黙って見ていた

2人の瞳からは大量の涙が流れていた




∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞



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  1. BLUE MOON
  2. / trackback:0
  3. / comment:4
  4. [ edit ]


comment

Re: タイトルなし

  1. 2012/09/01(土) 01:51:30 |
  2. URL |
  3. あんとん
  4. [ edit ]

どなきっちゃん、コメありがとう(*≧∀≦*)

ごめんね?これもすべて寝ぼけながらアップしたオイラのせいだよ_| ̄|○

ヨンファとホンギはヒョンヨルとは違って一緒に居る人と一緒だから辛い道だけど
ヴァンパイアになる道を選んだ様です


そうだね・・・ヒョンヨルの姿は2人の未来の姿なんだろうね
仲間を亡くす悲しさといつかは自分達もそんな選択をしないといけないのかという思いが交差して
流した涙なんだと思う・・・・

BLUE MOONしっかり見えてるよ♪
家の中では見え無いから、家の前の駐車場に座り込んで見てる!←

Re: タイトルなし

  1. 2012/09/01(土) 01:19:39 |
  2. URL |
  3. あんとん
  4. [ edit ]

あぁさん?コメありがとうございます(*≧∀≦*)

はい、ヨンファとホンギはこうしてヴァンパイアになりました(^_^;)

ヒョンヨルは孤独と失恋の痛手に死ぬことを選んでしまいました

ヴァンパイアのヒョンヨルにしてみれば、人の10年なんてほんと最近の出来事なんでしょうね?


  1. 2012/09/01(土) 00:54:13 |
  2. URL |
  3. どな・きち
  4. [ edit ]
お題がないから、今日は更新ないのかって思っちゃったよ〜。

そっか、辛くてもずっと一緒にいられる道を選んだんだね。お互いがいればいいって。
でも一カ所にとどまることも許されないし、心許せる仲間ともずっと一緒にはいられない。それでも二人でいたかったんだ。

ヒョンヨルさんは孤独で、辛い日々に耐えられなくなったんだね。
もしかしたらその焼かれる姿は遠い未来の二人なのかもって思ったら切なくなっちゃったよ。

やっぱりジョンヒョンは暗示よりも強い意志で全てをちゃんと覚えてたんだ。でもきっといつかまた出会えるよね?だって仲間なんだもの。

今夜は「BULE MOON」だね。あんちゃんとこはお月様見れる?うちは雨が上がって、雲の隙間から見れたよ。
いつも素敵なお話、ありがとう。

  1. 2012/09/01(土) 00:26:14 |
  2. URL |
  3. あぁ!
  4. [ edit ]
ヨンファとホンギはこうやってバンバイアになったんだ~!

一人で年もとらず、いろんな所へって物凄い孤独感なんだろうね。
ヨンファはホンギがいるからまだいいのかもだけどやっぱりひとつの所にいるわけにはいかないんだもんね。

そしてジョンヒョンは二人がどこへいってしまったのか気になっちゃうのね。一人暗示にかからなかったから。
また彼らは会うことが出来るのかしら?

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プロフィール

あんとん

Author:あんとん
どうもあんとんです!
アメブロで書いていたお話のBLだけ引っ越しちゃいました
最近はレイチェン擬きを書いてます。ヨンギ、ビッポ過去作品順次当時の日付で
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